FXをしていく上で大事になってくるのは資金管理、メンタルコントロール、ルール作り、手法など色々あります。相場の世界で長く生き残る為にはいかに致命傷を受けないか。を最優先に考えることが大切です。
なぜかというとずっと積み上げてきた資金がその1回のトレードで終わってしまうのが普通の世界だからです。
損切りができなくても勝っている人はいます。
でもそれは資金管理がしっかりしていてナンピンが何回もできるだけの潤沢な資金がある。などのリスク管理がしっかりできている人です。
本質を理解しているだけでトレードに対するストレスというのはかなり軽減されます。みなさんもそれを理解した上で楽しいFXライフを過ごしましょう!
FXで失敗する人の特徴
・常にポジションを持っていないと不安になる人
・損切りができない人
・ハイレバレッジでエントリーする人
・スワップで稼ごうとしている人
・色んな通貨に手を出す人
常にポジションを持っていないと不安になる人
これはポジポジ病という言い方をされることもありますが常に自分が相場に関わっていないと機会損失になるんじゃないか?と不安で仕方がなくなってしまう人です。
結論を言わせていただくと、それは勘違いでこれをする人はいずれ退場する事態に陥ります。
まずポジションをずっと気にしているとメンタルが安定しなくなってきます。
マイナスが大きくなってくると普段の生活にも影響が出始めて常にイライラしだして短気になっていつもならうまくいっていたことも、うまくいかなくなったりします。
そういうことが積み重なって精神をすり減らして耐えきれなくなって損切りして引退したり、体を壊してしまったりといいことが何ひとつないです。
損切りができない人
これは退場する人に一番多いパターンで損失が膨らみすぎて何もできなくなってしまう。
思考停止になりFXから逃げてしまう。損を確定させるというマイナスの行為にストレスを感じてしまい実行できない人が多いです。
これは勝つ為には必須で損して得取れ。とか、キブアンドテイクなんて言葉もありますが、マイナスはどんな場面でも受け入れなければ先には進めないと思います。
人は勝ちが続くと気が大きくなってしまい、自分が負けるはずがない。いつも勝ってるから今回も戻るはず。など自分が有利なように解釈して物事を進める癖があります。
プラス思考とか良い言い方はありますが、損切りはしないと生き残れません。
ハイレバレッジでエントリーする人
これは資金管理も関わって来ますがハイレバレッジで退場する人は資金管理かメンタル管理のどちらかが崩れて失敗するケースが多いです。
ハイレバレッジの場合、損失が膨らむのは一瞬で逆に動いてしまうとあっという間にロスカットされてしまいます。
1度ロスカットされてしまうとなんとかその損失を取り戻そうとメンタルが崩れてしまい更に無茶なトレードをしてしまいます。
そのときにうまくいくときもありますが、その記憶が残ると次もまた、前回うまく行ったから!と同じことをしてしまいますが、そう何度も同じことは続きません。
資金も大きくなっていることから2度ロスカットされると再起不能な損失を被ってしまうケースはよくあります。
スワップで稼ごうとしている人
スワップとは通貨ペアの金利差相当額のことをいい毎日発生します。
なのでマイナスのポジションを長期で保有するとその分マイナスは大きくなります。
今日本は超低金利ですから円と反対のペアを買っている場合は毎日プラスのスワップが付きます。
保有枚数にもよりますが例えば1日500円入るこらこれをもう少し増やそう。と考えてポジションの枚数を増やすとその分通貨の値段が下がったときの損失が大きくなります。
為替の上げ下げをトレンドといいますが上昇しているトレンドの局面でのポジションの持ち方は、スワップでの利益とFX本来の為替差益の利益で収益はかなり大きくなります。
ただ下降トレンドでこのポジションの持ち方をすると為替差益がマイナスになっているのにスワップがあるからと損切りできない(もしくはするつもりがない)為に下がり続けて強制ロスカットという羽目になります。
色んな通貨に手を出す人
こちらも最終的にはわけがわからなくなって損失が大きくなったペアを決済する際に嫌になって一括で全てのポジションを手仕舞いするパターンが多いです。FXはいかにリスクを減らして生き残るかだと思うので、あれやこれやとポジションを増やすとルールやメンタルを崩す原因になるかと思われます。
FXで成功する人の特徴
・トータルで勝つこと重要だとがわかっている
・ルールに基づいた損切りがきっちりできる
・資金管理がきっちりできている
・メンタルを安定させられるルールを確立している
・失敗から学べる
トータルで勝つことが重要だとわかっている
FXで勝ち続けることは不可能です。それは頭ではわかっていても、いざエントリーして勝ちが続くとその考えは薄れていき、自分は行けるんじゃないか?と勘違いが始まります。
そうなるとマイナスになったときに損切りができなくなりハイレバレッジでエントリーして損失をプラスに変えようと無茶なナンピンを繰り返したりしてそのマイナスをなかったことにしようとします。
こういう考えになると、あとはいつもの結末で強制ロスカットもしくは致命傷を負うまで誰にも止められなくなります。
ここの理解が深ければ深いほど自分がしないといけないことがわかるので勝率は上がってくるかと思います。
ルールに基づいた損切りがきっちりできる
自分が決めた損切りポイント。ということが重要です。損切りが大事だからといって毎回損切りしていたら損切り貧乏という言葉もあるように資金は一向に増えません。
自分の中でルール、根拠を作りそれに基づいた場所に来たからこれ以上は危険なので切る。といった行動を淡々とできる人がトータルでの損益を伸ばしています。
資金管理がきっちりできている
資金管理は何回連続の損失まで口座資金が耐えれるか?など自分の中のルールを作り手法の勝率と組み合わせて行っていく必要があります。
自分が自信のあるポイントではこれを考えた上でいつもよりリスクを取ってエントリーする。
反対にいった場合このポイントで切る。口座の資金がなくっても大丈夫なように余剰資金でする。など念には念を!の意識が大切になってきます。
メンタルを安定させられるルールを確立している
これはいかに平常心でFXに向き合えるかということで重要になってきます。
ポジションを持っていてストレスが大きくなってくると正常な判断ができなくなってしまいます。
口座のお金のキリがいいポイントでの利益確定とか根拠のない所での取引を繰り返しているとそれが常態化してきて、マイナスが連続したときにメンタルが崩れて破滅的なトレードをしてしまう可能性が高くなると思います。
失敗から学べる
これは大事なことです。人が学ぶときは失敗を繰り返して修正しながら成長していきます。
FXの場合その失敗は退場という致命傷に関わることがあるので大きな失敗は絶対しないように、もししてしまった場合は次は必ずしないように生かしていかないと資金がいくらあっても足りません。
勝っているトレーダーは日記を付けたりルールに加えるなどをして同じ過ちは2度と繰り返さないように徹底しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?上記のことを念頭に置いてトレードに取り組むだけでもFXへの向き合い方やトレードのトータルでの勝率は大きく変わってくるかと思い ます。
あとはそれを継続していけるかどうかです。これには時間や考え方など色々ありますができるだけメンタルが上下に振れないルール作りが大切かと思います。